3: 2011-07-11 (月) 12:21:10 yoshida | 現: 2011-07-12 (火) 12:56:11 yoshida | ||
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そこでUSBケーブルを抜き差ししないでブートローダのコマンドモードに入る方法を紹介します。~ | そこでUSBケーブルを抜き差ししないでブートローダのコマンドモードに入る方法を紹介します。~ | ||
ブートローダのコマンドモードに入るのは簡単で、プログラムを終了するだけです。~ | ブートローダのコマンドモードに入るのは簡単で、プログラムを終了するだけです。~ | ||
- | #ref(gcc_edit_3.png,100%) | + | #html{{ |
+ | <pre class="brush:c"> | ||
+ | #include <fd.h> | ||
+ | void main (void) { | ||
+ | uint8_t ReadData; | ||
+ | |||
+ | fd_SetBeepCondition (FD_BEEP_MMI | FD_BEEP_PACKETERR | FD_BEEP_LOWVOLTAGE | FD_BEEP_BOOTUP); | ||
+ | fd_SetUVThreshold (7.4); | ||
+ | DX_ChangeBaudrate (1000000); | ||
+ | |||
+ | while (!fd_rx_buff () && !fd_GetPB ()) { | ||
+ | DX_ReadByteData (100, 27, &ReadData, 10, NULL); | ||
+ | fd_printf ("%3d\r", ReadData); | ||
+ | if (ReadData > 100) { | ||
+ | DX_WriteByteData (100, 40, 10, 10, NULL); | ||
+ | DX_WriteByteData (100, 41, 10, 10, NULL); | ||
+ | } | ||
+ | fd_Wait (10); | ||
+ | } | ||
+ | } | ||
+ | } | ||
+ | </pre> | ||
+ | }} | ||
[[while>FDIIICHAPTER1.4#o8733fa9]]文は()内の条件が成り立っている間は処理を繰り返しますので、while (true) で無限に処理を繰り返していましたが、プログラムを終了するため、条件を設定します。~ | [[while>FDIIICHAPTER1.4#o8733fa9]]文は()内の条件が成り立っている間は処理を繰り返しますので、while (true) で無限に処理を繰り返していましたが、プログラムを終了するため、条件を設定します。~ | ||
- | [[fd_rx_buff ()>FDIIILIB#c1552bcf]]はキーボードからの入力の有無を確認し、[[fd_GetPB ()>FDIIILIB#pfa91195]]はプッシュボタンの押下を検知します。~ | + | while文の条件を分解してみましょう。~ |
- | それぞれの関数の前に[[!>FDIIICHAPTER1.4#seea64bd]](エクスクラメーションマーク)を付けていますので、これで戻値を反転しています。つまりwhileの条件はキーボードからの入力がなければ、プッシュボタンが押されていなければ、となります。~ | + | #html{{ |
+ | <pre class="brush:c"> | ||
+ | while (!fd_rx_buff ()) { | ||
+ | </pre> | ||
+ | }} | ||
+ | [[fd_rx_buff ()>FDIIILIB#c1552bcf]]はキーボード入力のデータ数を取得します。~ | ||
+ | fd_rx_buff関数の前に[[!>FDIIICHAPTER1.4#seea64bd]](エクスクラメーションマーク)を付けていますので、これで戻値を反転しています。つまり戻値が0の場合にwhile条件が成り立ちます。戻値が0ということはキーボード入力がないということなので、キーボード入力されるまでwhile文を繰り返すことになります。~ | ||
+ | #html{{ | ||
+ | <pre class="brush:c"> | ||
+ | while (!fd_GetPB ()) { | ||
+ | </pre> | ||
+ | }} | ||
+ | [[fd_GetPB ()>FDIIILIB#pfa91195]]はプッシュボタンの押下を検知します。~ | ||
+ | fd_GetPB関数の前にも[[!>FDIIICHAPTER1.4#seea64bd]](エクスクラメーションマーク)を付けて戻値を反転しています。つまりwhileの条件はプッシュボタンが押されていなければwhile文を繰り返すことになります。~ | ||
[[&&>FDIIICHAPTER1.4#seea64bd]]で連結されていますので、whileの条件はキーボードからの入力がなく、かつプッシュボタンも押されていない、となります。~ | [[&&>FDIIICHAPTER1.4#seea64bd]]で連結されていますので、whileの条件はキーボードからの入力がなく、かつプッシュボタンも押されていない、となります。~ | ||
これはSIMPLE TERM上でキーボードからどのキーでも良いので入力するか、プッシュボタンを押すとプログラムが終了するということです。~ | これはSIMPLE TERM上でキーボードからどのキーでも良いので入力するか、プッシュボタンを押すとプログラムが終了するということです。~ |