AVRマイコンボードシリーズを改版した事もあり、次回のGCC Developer Liteの更新時にシリアル通信ライブラリの仕様を変更します。
ARMコアのマイコンボード用シリアル通信ライブラリと記述を合わせる事で、基本的にコード互換向上を考えた上での措置となります。
主な変更は以下を予定しています。
- システムクロックの引用
ボーレートの決定にシステムクロックを指定し、標準的に適用している周波数と異なるクロックに対応。
- ボーレートの指定
ボーレートジェネレータの分周値の指定から、直接ボーレートの指定に変更。
- 割り込み版とポーリング版の両対応
割り込みを使用しないアプリケーションや割り込み処理内に記述できる様に送受信割り込みを使用しないバージョンを追加。
- 送信割り込み処理変更
送信データが多くて割り込みが連続する場合の負荷軽減。
- 送信バッファの返値変更
~tx_buff関数の返値は送信バッファにたまっているデータのバイト数を返す様に変更。
- 関数名の変更
ポーリング版はus_~/us0_~/us1_~、割り込み版はus_int_~/us0_int_~/us1_int_~のプレフィクスに変更。
残念ながらソース互換ではなくなるため、リリースに合わせてサンプルプログラムも修正します。
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