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近々GCC Developer Liteを更新します

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雑記
2012-12-10 19:04
長らく汎用版の更新がなされていませんでしたが、近々アップデートします。
外観は何ら変わりはありませんが、追加されるターゲットが大幅に増えるため、少しだけ予告を兼ねてお知らせします。

<FDIIIライブラリ>
FDIII用のライブラリがサポートするデバイスは従来のDynamixelシリーズに限られていますが、近々公開しますGCC Developer LiteではMXシリーズにも対応します。勿論新旧やI/Fが違っていても混在した状態で利用する事ができます。

また、ROBO-ONEにおける標準化の一環として、アプリケーションのレイヤから各社のアクチュエータ(シリアル通信対応に限る)へアクセスする方法を決定した事もあり、組み込みデバイスにもそれを展開すべく、FDIII-HCのライブラリとして新規に以下のアクチュエータをサポートする事になりました。

・近藤科学社製
KRS-2552RHV ICS, KRS-2542HV ICS, KRS-4031HV ICS, KRS-4032HV ICS, KRS-4034HV ICS, KRS-4033HV ICS, KRS-6003HV ICS
※ICS3.0及びICS3.5かつ115.2kbpsに限定

・双葉電子工業株式会社製
RS601CR, RS401CR, RS402CD, RS405CB, RS406CB, RS301CR, RS302CD, RS303MR, RS304MD

なお、今回のアップデートにおいては、これらアクチュエータに対する直接的なアクセスAPIの提供のみで、互換性を優先としたためにFDIII-HCならではのモーション等のAPIのサポートは含まれません。

<Atmel SAM3Sターゲット>
AT91SAM7Sの後継としてcortex M3コアを搭載したマイコンボードを一部にリリースしており、マイコンボードを販売する予定もある事から、先行でパブリック版に同梱します。コンパイル済のToppersカーネルも含みます。
AT91SAM7Sとほぼピンコンパチのデバイスを対象としています。

<Renesas RX62Nターゲット>
既に一部に公開していますが、ご要望が多いためにパブリック版に同梱する事とします。
H8シリーズと同程度の最低限のサポートファイル(スタートアップルーチン・ペリフェラルヘッダ・シリアル通信)で構成されます。
また、FLASH WRITERにてRX62NのSIOを介した内蔵フラッシュへの書き込みをサポートします。

<STMicroelectronics STM32F2ターゲット>
こちらも一部に公開していますが、F4の登場もありF2はある程度機能が枯れ始めたので同梱することにします。コンパイル済のToppersカーネルも含みます。
最低限のサポートファイル(スタートアップルーチン・ペリフェラルヘッダ)で構成されます。

その他コンパイラ本体の更新や各ターゲットの微修正等が含まれます。
公開までもう少しお待ちください。

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